城丸正ブログ

貯める力から稼ぐ力へ

2013.06.16

貯める力は過去、稼ぐ力は未来につながる。貯めるもので一番わかりやすいのがお金、物、家、車、等々。見えない物では学歴とか資格とか教養とかがあります。一般的には資産とか財産とかを貯めることが豊かであり安定につながっていく。だから大事であると云われています。しかし、貯めたものは“ヘル”とすぐ不安になり、さらに貯めようとして使わなくなり、遠い先の老後の事まで心配してもっともっと貯めます。なんだか暗くなりませんか。

一方、稼ぐ力は今は何も無くても、生みだすとか稼ぎ出すとかいう考え方は、可能性とか希望とか夢につながる感じがします。私は32歳まで会社員でしたから働いていました。32歳でリサイクルショップを始めた時から31年間、働いてきたのではなく稼ぐことを無意識にしてきたのだと思います。例えば粗大ごみの中で茶ぶ台を拾ってきてきれいにしたら3,000円で売れる。古い蓄音機であればあの人ならきっと2,000円で買ってくれる。あっ“階段だんす”これは古道具屋にもっていけば最低でも5,000円で買ってくれる。不動産屋に頼まれてアパートの掃除をすれば日当8,000円になる、等々稼ぐことに集中する。安定した企業に30年勤めた人には未知の世界です。

今は時代が変わりITを使って格好よく、おしゃれに稼げる人が多くなったんでしょうね。でも、どんな方法にしろ稼ぐ事と働く事とはレベルが違うことは確かです。自営業の経営者は働いていません。稼いでいるのです。現実問題として年金支給が70歳や80歳まで引き上げられたらどうします。貰う前に世の中からいなくなるのだから、貯めることから稼ぐにはどうしたらいいかって考えてやるしかない時代ではないでしょうか。働いているから給料もらっているのではなく、稼いでいるから給料をもらえるのです。何歳になっても稼げることは強いことですね。非常に難しいけどね。