城丸正ブログ

仕事をすることは生き方や考え方

2013.04.20

長年お世話になっているスタイリストさんの倉庫スタジオの改装お手伝いをさせてもらっています。もうすぐ完成です。例によって図面はありません。古い倉庫の中に入って、見たり、感じたりして土田君と相談しながら大部分勝手にやらせてもらいました。土田君は長岡店旧館の1年半におよぶリノベーションからずーっと店の改装をやり続けて、今回スタイリストのスタジオ仕事にじじぃの私と若い土田君で好きなようにやらせてもらった次第です。完成したらホームページでみてください。どうしても米軍基地のようになってしまいます。まあ、いいかです。喜んでもらえれば。一番の幸せはおまかせしますという一言なんですね。やりがいがあるのは細かなことも大事ですがもっと大事なことは期待していますという一言、めったにないことでしょう。精一杯やろうぜと思うから不思議です。

この4月、私の会社に勤めたいという若い人が面接にきます。一人一人会います。皆さん優秀な人です。今いるうちの社員よりも優秀かも知れません。一つだけ足りないのが何でも努力します、何でもやらせてください、一生懸命頑張ります。これで十分なんです。でも私の今もっている能力がきっと会社の何かの役立つと思いますという返事が多くて、うちじゃ無理だなと思ってしまう。自分を過大評価するのは結構。でもね、過小評価も大切だな。仕事は売り込みの時代は終わってしまっていることに気づかない人が多い。特に自分を売り込めなんて考え方はとうの昔に終わっている。じゃ何を評価してもらったらいいのだろうか。それは人によって様々だと思う。私は人は生まれてから今日まで、どんなことが嬉しかったか、悲しかったか、苦しかったか、どんなことに挑戦したか、失敗したか、成功したことより失敗したことの方が大切であるとか。ずーっと大切にしてきたことはどんなことか。誰に感謝しているのか、そしてこれからどんな生き方をしたいか、その為にこの仕事は自分にとって一生続けてみたい仕事なのかどうかとか。この会社はどんな人がどんな気持ちで生きているのか。そしてここで生きている人だったら一緒に泣いたり笑ったりして頼りになる仲間ができそうだ、又仲間から頼りになる自分になれそうだとか。要は自分を自分でほめてはいかんのだよ。若者よ、どう思う。