城丸正ブログ

町にクマが出た

2020.10.05

町にクマが出た、イノシシが出た、人が襲われた、というニュース。

野生動物が山から町に出てきた。

逆に都会の人が地方の山を買って楽しそうにキャンプをする映像が流れ、『気持ちがいい』を連発。コロナ禍で、町から出て『自然の中』へとアウトドアを楽しむというニュース、自粛ムードでストレスが溜まる、よーくわかる。

だからGoTo~、それは良いけど、自然界が今1980年代に比べて3倍近く異常気象と自然災害が増えたと言われている。自然界で生きている野生動物も人と同じくストレスが溜まっている。極論かもしれないが、人間だけの都合で、どんどん自然の中へキャンプだアウトドアだと入り込んでいくと、野生動物の日常を脅かすことになり、反撃を食らうことになる。

その一つが、食べ物がなく、町に出てくるクマやイノシシ。彼等も自分の身を守るのに必死だということ。地球や自然は人間のためだけに存在するのではない。決してキャンプやアウトドアライフを否定はしないが、我々人間が快適や楽しみ、豊かさを求め過ぎたために、生態系が破壊し続ける結果、ウイルスが寄生する野生動物と人間との生息圏が過度に近づき、未知のウイルスへの感染リスクが高まっていると指摘する専門家が多いという。

アウトドアというブームに人間は乗ってしまうが、自然を甘く見てはいけないとつくづく考えてしまう。