『暮らしの手帖』の編集長だった松浦弥太郎さんが2014年に書いた内容がある。
彼流のグローバルに対する考え方、参考になった。
自分より能力の高い人が職場に入ってくる、もっと優秀な人が入ってきたら自分の仕事が取られる、こうした危機感を持つべきだ。これからの若い人は、『30歳から55歳までの25年間で、一生分稼ぐんだという意識を持つこと、のんびり働いていれば定年まで保証してくれる企業などない、年齢が上がるにつれて収入が上がる可能性もない、年金も当てにできない、だからこそ一生分稼ぐという覚悟が必要だ』とある。
国の言っている働き方改革の考え方とは真逆な感じがする。
年間の休日をもっと取りなさい、有給休暇を消化しなさい、働き過ぎを改めることが働き方改革だ、みたいな流れ何となくおかしいと思っていたら、この松浦さんの記述、このコロナ禍で働きたくても働けない人が多くいる、改めて働けることの幸せを感じてもいいのではないか。さらに松浦さんは、仕事に対し1人のプレイヤーとして働く時代であると同時に、経営者意識を持つことがグローバルな仕事の仕方だとも書いている。
本当にその通りだと思う。