城丸正ブログ

『がまん』が試されている

2021.05.06

連休が終わった。

『ゴールデンウィーク』がピンとこない。

2年連続、ゴールデンではなくなった。

休業要請や時短営業、商売をやる身としては大変なこと、元に戻る日はいつになるのだろう。

もう『がまん』できないという気持ち、痛いほどよくわかる。

長く商売をやっていると、人の欲望や価値観の変化に対し、すばやく対応していかないと成り立たない。

なかでも、『より安く、より早く、より便利』という欲望にどう対応するかで勝負が決まるとも言われてきた。

さらに、『もっと・もっと』という競争。

ところが、コロナウイルスはどうしていいか分からない。

改めて人間の弱さみたいなものも自覚せざるを得ない。

そんな今、救われるのがスマホという人は大勢いるのではないか。いついかなる時でも必要な情報は手に入るし、他人との連絡やネットでモノはすぐに手に入る。自分は『ガラケー』だが、こんなに便利な道具だけれども、コロナウイルスはどうにもできない。最悪なのは、『あなたが次に買うのはこれですよ!』と指示され、『そう、そう、そう、なんで私の気持ちがわかるの』と、すごく便利と喜ぶ。

そんな生活が現実になっている。

『がまん』しなくてもいい、すばらしい生活でしょう。

だが、失うものも多いはず。

『がまん』できなくて、『すぐキレる』、『いじめ』、『虐待』、『殺し』、まさにいいコトもあれば悪いコトもある。

昔も今もこれからも、『がまん』できるかどうかが試されている。

ちょっとくらい不便でも受け入れないとやばいと思う。