城丸正ブログ

ローカリズムでいいじゃないか

2018.04.23

新潟市全体で街をどうするかという考え方もいいけど、私は新潟大学の外れで商いをスタートして、古町商店街で15年、鳥屋野に移って20年近くやってくると、ここに無限大の魅力があると思っている。

昨年、店の近くに住まいを移し、春夏秋冬住む場所に仕事の場所があり、普段着が仕事着であり、改めてローカリズムを感じている。

最近のニュースは別世界のことで、どうでもいいこと、エロい話は昔も今も、これからも存在する。もっと切ないのは、ネット上でつながるビジネス。個人情報をいかに集めるか、さらに人というコストを使わずに生産性を高めるか、要は人口が減るからITだ、AIだということではなく、一番お金がかかる人を使わずに利益を掴むか、その競争、それに勝ち残るにはどうするか、という世界。

本当にほんの一握りの頭の良い人が牛耳る。そのほとんどがアメリカ人という現実、日本も数人の人がそういう世界で、金で金をつくる世界としか思えない若い人もそういう世界に憧れる。

時代とともにどんどん当たり前が過去になっていく。

とってもついていけない、それでもいい。

ローカルで商いをやる私は、郊外の大型店や全国チェーンはその地域と関係のない大きな資本が外部から進出してできたもの。その対極にあるのが私たちのような店。

お金をかけずに時間をかけて店をつくっていく。働き方の改革の前に、生き方の問題であり、考え方の問題で、10のローカルがあるとする10通りの考え方があるのが自由主義だと思う。立派なエリートさんがいちいち口を出す問題じゃないと思う。ああいう人が日本のトップで仕事しているんだから、我々も気付いた方が良いと思う。

彼等は彼等のために仕事している国はもう終わった。どうしても私みたいな70年安保世代は極端になってしまう。火炎ビン投げないだけましかもしれない。

ローカルでいい。住んでいる人がいる、生まれてくる命がある。

こんな時代にまだやっているのと言われるようになる。