城丸正ブログ

モノからコトへ

2018.04.19

本当はモノを買って欲しい。

しかし地方に全国チェーン店がどんどん出店し、人口が減っていくのに商業施設は増えていく。するとオーバーストアになり、さらに『モノ』が溢れる。次に生活に必要なモノが一通り揃って、欲しい『モノ』がなくなる。

経済成長しない時代、将来の不安から消費しなくなる。さらに一時期流行した、断捨離とかという生活の仕方。

ネットで簡単に欲しい物が安く手に入る。生活ががらっと変化してしまった。

そこで出てきたのが『コト』に対する消費。モノ消費からコト消費、あっちもこっちもコト消費という言葉が使われ始め、ゆるキャラやイベントやライフスタイル等々、本当にこんな行動で、コト消費で、売上げが継続的に得られるのだろうかと思ったりする。

『モノ』から『コト』と簡単に言うが、相当難しい時代が目の前にある。

大きい商いが強く、小さい商いが弱いということでもない。流れを感じながら、少し・小さく・細かく、変えていくやり方が私のような小さい店の生き方みたいな気がする。

モノからコト、いや、やっぱモノでしょう、店でしょう、スタッフという人でしょう。全部が全部、そこに存在する理由がないと意味がないようにも思う。

『モノ』『コト』『ヒト』『ヒト』