城丸正ブログ

そこんとこ、よろしくです。

2022.02.07

小さな会社には、プロジェクトチームは必要ない。なぜならもう皆プロジェクトの一員だから。

何事も、小さな会社の言い出しっぺは社長でなければならない。そして、社員がおもしろがって私も、俺も参加してみたいという動きがプロジェクトチームの自然発生エネルギーになるんだと思う。だから、社長は常に新しいことに挑戦しなければならない。社員の自分もぜひ参加したいという思いが会社の原動力になる。

今日の朝のミーティングで、社員から「値段の高い商品を売っている割に社員の質が低いという書き込みがあります。」という声があった。「それで」と返した。当たり前の書き込みだと思う。どう受け止める?一つは、目標を与えてもらったと受け止めるのもあり。ただ、顔が見えない相手だから何とも言えない。店で面と向かって言われる事が昔は多かったが、今は少ない。人間はリアルな環境で育つものだと思っている。

安さを武器に安い人件費の国で大量に作って大量に売ることも商売としてありだ。我々はこういう家具、インテリアを生活の中で使って頂きたいという、たったそれだけ。リサイクルから始めたからこそ「長く愛して、深く愛して」ほしいだけ。使い捨てないで、直しても使いたくなるものを提供したい。だって、小さい会社だからです。

安さに馴れると、様々なところに影響が出て結果として給料がいつまでたっても上がらないなんてこともある。安いも高いもどっちもどっちなんだと思う。

様々なモノの値段が上がってきている。卵が先か、鶏が先かどっちなのかは簡単に分かることではない。小さな会社の社長、特に私は優秀じゃないので、社員もそれなりです。「人は育てたようにしか育たない」。よく言われるのが、歌舞伎役者の子が三歳で初舞台に出られるのは、特別な能力を持って生まれたからではなく、そのように育てられたからだそうだ。

だいぶ前に、我々とは比較にならないほど大きな会社での経験がある人を採用してみたこともあったが、短期間で辞めていった。正直、能力だけの問題ではない。やっぱり、街があり、街にふさわしい店があり、店にふさわしい人がいるから40年続けられたのかもしれない。矢沢のえいちゃんじゃないけど、そこんとこ、よろしくです。

ネット社会って、つくづくいやだよね。