城丸正ブログ

「あたまとこころ」

2022.02.10

今までを振り返ると、何かをやる時に必ず希望と欲望があった。

ある人が、人の行動や欲望は「損か得か」それと「好きか嫌いか」につきると言っていた。妙に納得してしまう。

損得は頭で考えているし、好き嫌いは心で感じている。

誰もが経験すると思うが、得したと思ったからといって好きかといえばそうでもないことも多い。だから、必ずしも損得だけで生きていけないのだろう。

だが、企業のCMは「お得、お得」の大合唱。モノがあふれ、情報があふれ、そしてモノが売れない時代に最後の手段として「値引きとお得」を繰り返す。いい加減にしろよと言いたくなる。

もう一方の好きか嫌いかという心に訴えかける方法はないのかよ。

「あたまとこころ」が一体にならないと、本当の喜びは感じなくなる。どんな仕事も「損得」と「好き嫌い」や他にもあるだろうが、一番難しいとされる感性がカギを握っている。

よくある事だが、あの人の話は分かるけど、私はあの人のことは嫌いと言われたらジ・エンド。

わけがわからないけど好きになるんだよね、という存在になるにはどうするかが問われている。