城丸正ブログ

街の中の小さな街づくり

2013.07.28

大きな都市開発や商業モールとは違う街づくりの一歩は、たまたま見つけたとか、なんとなくいい感じなど、気持ちが動くことによりゆっくりとできていく。街であり地域であるような気がする。結果そこに住みたくなる。決して便利だからという理由が第一にくるのではなくて、自然と共存しながら生活ができれば幸せに感じられるというような。人間が全てを支配し、人間にとってもっと便利に、もっと豊かにという概念を改めて自然と共生し、我慢すべきことは我慢をすることも必要かもしれません。経済主義から生活主義、小売りに適した場所を求めるのではなくて、自然の中で時間を過ごしてもらう、また来てみたくなる。森があり、沼があり、公園があり、犬と散歩できる道があり、子供と遊ぶ広場があり、図書館があり。仕事の場と生活の場が一緒である時の過ごし方が人間本来の生きることの素晴らしさではないでしょうか。働く場が住む場所と近いとか、住む場所で仕事をすればいい、これほど幸せなことはないんじゃあないですか。給料が多い、少ないよりも大切かもね。少ないなりの生活をすればいいし、もっともっと何かを得たいのであれば、もっともっと好きな仕事を頑張ればいい、シンプルに考えてみるのも大事です。人間は自分にとって有利な条件だけで何を決めている訳ではないし、損得だけで生きている訳でもない。生きがいや働き甲斐、そして誰かのためにみたいな気持ちを強く持っているはずです。不便さの中の快適、古くからあるので安心とか歴史を感じる信頼感とか。次から次へ新しいものに飛びつかないとか。古くて正しくて美しいことみたいなことも少し見つめてみることも大切かもね。街の中の小さな街づくりは、自分はなぜこの場所を選んで生きたいのか。何のためにこの仕事をこの場所でするのか、もう一度見つめ直すことが大切かも知れない。