この2つは人に対してが多い。
問題は毎日起こるし、思うようにいかない。
商売を始めた時、全く信用がなかった。
つらかった。つらいことが多かったからこそ、何かが上手く行ったとき、凄く幸せを感じた。
昔、月末にベッドメーカーの支払いができない、そこで一週間待ってもらえないだろうかと電話した。すると、その時の担当の営業マンが本当に同じ人間かと思うほど威圧的に豹変した。
このことが私のその後の仕事に向かう姿勢を変えた。
要するに、当たり前のこと、約束を守る、支払は確実にする、言い訳はしないということが非常に大切だということを思い知った。それと人は簡単に許さないし、一度壊れた信用はなかなか元には戻らない。
ここにも絶望と希望が背中合わせなんだということ。
もう一つは、お客様や取引業者の中で支払日より早く入金して下さる方がいらっしゃる。
本当にありがたいと思うし、頭が下がる。私も全部の取引先に対し、支払日より早く支払うことはなかなか難しいが、自分がされて嬉しかったことや、助かったことは人にもしなければと思っている。
小さな会社は小さい事を一つ一つ積み上げて、やっと信用が付く。それが希望につながる。
しかし、人は人を無意識に裏切る。
私も多くの人に対しそうだったかもしれない。それに絶望したり、絶望されたりする因果応報は付きまとう。誰かが『絶望が多ければ多いほど、希望が見える。希望の大きさは絶望の大きさに比例する』と言っていた。
絶望がないと希望はないということか。