城丸正ブログ

時には偏ってもいいじゃぁないか

2023.06.06

最近、読む本が偏っていると言われる。例えば、新潟という地方で生きていくためにグローバルよりもローカリズムだろうとか、資本主義の資本って「金」がまず先というのも「ちょっとな」とか。

あと、町を元気にするためとか経済成長のためとかよりも自分や社員の生活を守るために何とかしなきゃ、あれこれ迷ったり工夫しながら長い時間をかけて少しづつ店や会社を知ってもらえるようになった。

毎日これでいいのかあれでいいのか模索するのが自分の生き方だ。そうするしかない。これを「小商い」というそうだ。決して、起業とか創業とか、カッコつけた考えではない。ましてや、資本主義の限界だとか、無限の可能性だとか言われても「へえー」そうなのぐらいだ。

我々の家具業界は、ちっちゃな店はなくなっていくし、人口が減っていく現実を目の当たりにして、これまでのやり方は通用しないだろう、これから先どうするというポジションで生きていく。

どの業界も安さを売りにして成功するのは一社だけ。すごいわけです。まさに資本主義の大量生産・大量消費・大量破棄の基本通り拡大成長してきた。

ところが、環境がおかしくなってきた。気候変動、森林破壊、生態系の崩壊、コロナウイルス等々、成長と聞くと良い事のように思えるが、欲望という名の「もっともっと」が結果としてどうなるのか知っている人は多くなったが、これはもう止められない。これも最近読んでる本の内容だ。

本当に偏った考え方になっていく自分がいるのもわかる。