城丸正ブログ

売手市場の闇

2023.06.01

2024年の新卒採用で、5月で内定が7割に迫るそうだ。完全に売手市場になっている。本命企業の結果を待って、内定承諾を保留する学生が増えている。

この流れは変わることはないだろう。人間誰でも少しでも条件や待遇、そして安定を求めて動く。我々のような地方の中小零細企業に目を向けるのは最後の最後。しょうがない。「ここでもいいか」ぐらいの存在なのかもしれない。

経済成長が厳しい時代において、「与えられる」ことに期待するのもいいけど、そんなに頭も良くないし勉強も得意でなかった自分だったら、人が目を向けないようなことを人の2、3倍やれば多少なりとも評価してもらえるんじゃないかと思うけどな。まぁ、そんなに甘くはない。

新卒で良い条件や待遇を与えられるのはエリートだけ。それ以外は自分の手で条件や待遇を良くしていくしかない。初めは「質」なんて大したことないんだから「量(ハードワーク)」でカバーするしかない。そしてそれを「続けていく」ことで「質」は高まる。また、仲間と共に「やった」という達成感を味わうことも大切だろう。

我々のスタッフをよーくみていると、時代の潮流からちょっと外れて「ここだったらもしかして」と思って入ってきた人が意外と頑張っている。「成長」という空気ことばなんかじゃなく「めっちゃおもしろいけど辛いし苦しいし、でももう少し頑張ってみようかな」でいいと思っている。そして気が付いたら5年、10年経っていた。これでしょう。中小零細なんてそんなもんだ。

日本の99.7%は小さい会社なんだよ。でも夢はある。夢だけは大きい。みんなつぶれないように頑張ろうぜ!