昔から我々のような小売業は、当たり前のように広告を打っていた。でも、時代が変わって、メディアに広告を載せてもあまり効果がなくなってきた。小規模であればあるほど意味がないこともわかってきた。
広告はどうしても自画自賛してしまう。例えば、「おいしい」「快適」「素敵」「見た目以上」「お値段以上」など。
ある人が、今の広告は二極化していると言う。一つは「これを買うとこれが付いてくる」というバーゲン型、もう一つは有名俳優を起用して「○○さんも使っている」というイメージ型。
モノや情報が溢れ、どの商品も差がない。だから、イメージ型が多いそうだ。
自分の商品を褒めすぎると嫌われる。それは自分を褒めるのと一緒だから。テレビで「見た目以上」とか「お値段以上」とかいうフレーズをよく聞く。
あくまでもそれを買って使った人が判断することであって、自分で言うことではないでしょ。
「俺って背が高いし、イケメンだし、頭もいいし、どう?」と言っているのと同じ。「あっそうなんだ。へー、別にわたしは好きじゃないかな」とあしらわれて終わり。
だから広告って難しい。以上も以下もある。
一番好きなキャッチコピーは「深く愛して、長く愛して」
我々のオリジナルは「まち、みせ、ひと」、「ひろう、もらう、かりる」がキャッチフレーズでやっている。