夢を叶えるとよく言います。叶ったとき自分だけが幸せになる夢のことを『野心』といい、叶ったとき自分だけでなく、周りの人も幸せにすることを『志』と言うそうです。
会社を経営する人は1人ではできない、社員や協力者が必要。だから関わる全ての人を幸せにする『志』が大切だということが、少しずつ理解できるようになってきた。年を取ることがこういうことなのか、ということも分かってくる。欲しい物がだんだん少なくなってくる代わりに、社員との関わり方やつながり、互いの『志』。若い人たちの夢の実現に、どうやったらそれに近づくことができるのだろうという、道の途中のような状態が私にとって一番幸せなような気がする。
選挙が始まって、立候補者の『志』は、当選が『ゴール』という人が圧倒的に多いように思う。権力闘争だからしょうがない。投票したい人がいないというのは私だけだろうか。
我々を幸せにするのが『政治家』で、自分の選挙の当選しか頭にない人は『政治屋』と言われるように、我々『家具屋』は少なくとも『政治屋』よりも支持していただくために、生活者は何を求めているのか、どんなことに満足感を持ってもらい、買い物をしていただけるか、同じ『屋』でも、我々の方が上品なような気がする。
当選した日から、我々1人1人が貴方を支えている。だから我々のために働くのが政治家で『志』を持った人でもある。決して自分だけが幸せになろうとする『野心家』になってはダメだと思う。国のため、県のため、市のためも大事だけど、大きいことよりも小さいことに全力を尽くすことがどんな仕事でも大切だと思うけど、どうでしょう?
なんでも夢の途中が一番輝いている。と誰かが言っていた。
答えは、『必死だから』。