城丸正ブログ

再生(ふたたびうまれる)

2014.05.19

25年前につくった小針の店を直してみました。ずーっと飲食店に貸したりして、何年も放置していた建物。ようやく完成間近になり、あと電気工事と照明、家具インテリアを設置すれば形になります。当然のごとく、リフォームするにあたり図面はありません。今まで使っていたドアや窓や古材をできるだけ再利用、加工して、何十年もそこに存在している様な建物にしました。
木の外壁は何十年でくさるのか試す家であり、くさる家がテーマです。ということは、そうならないよう手を入れ続ける家でもあるのです。テマとヒマがかかる大変な家です。住む人が、自分たちでできることは自分たちで直す家です。ちなみに、キッチンはホームセンターで揃えたアウトドア用のシンクを加工したりして、ガスレンジも含めて30,000円位でできています。十分なんです。おそらくこれでいいよねって思うはずです。
家族4人だったら平屋の28坪で十分です。15年後には子供は巣立って2人、1人の生活です。人も家もいずれ土に帰る。理想だと思っています。変人ですかね。
大工の土田君のセンスが光ります。彼、仕事中、柳ジョージ流しながら家つくっていました。