10月は就職活動で内定の出る大事な月だと思います。
売り手市場とマスコミは騒いで、学生の方に仕事を決める優位性があるという空気が強く流れている。
しかしある人が、仕事は自分で探すものじゃなくて、仕事の方から自分を探しに来ると言っている。
『私はこんな能力やスキルがあります、こんな適性を備えています、だからこんな仕事がしたい』と叫んでいるから、仕事が見つかるわけではない。
適職とか天職は『呼ばれる』ところから始まるそうです。『そこの君、これやってくれないかな?』簡単に言えば、『うちで働いてくれよ、頼む』『わかりました』でいいはず。
仕事の出会い、人の出会い、場所との出会いは全て『ご縁』だと思っている。
たった20年ちょっとしか生きてきていない人間が簡単に天職だなんて言うな!
入口に立っただけだ、これからどれくらいの数の壁を乗り越えなければならないか、あるいは、どれくらいの数のドアノブのないドアを開けさせなければならないか。
1つ内定取ったらそこで勝負しろ、それが縁というものだろう。何でもかんでも、もっともっと良い条件で生きたいなんて考えている若者に、人から信頼される仕事は絶対にできない。
俺なんか頭が悪いから、40年近く一つの仕事やり続けても思い通りにいかない。おそらく、自分に向いているから続けてきたんだろうし、仕事の方が俺を選んでくれたのかもしれない。
だから天職なんでしょう。