城丸正ブログ

サブプライムの怖さ

2018.10.05

リーマンショックから10年という特集記事が多い。

あれから10年と題して様々な検証が行われているが、頭の悪い私が見ても今も何ら変わらない。

資本主義の限界を感じる。

例えば、サブプライムローンというローンを調べたら、信用度の低い顧客を対象にした住宅などのローン、これが破綻した。本来、とても住宅ローンなど組めない人に、どんどん住宅ローンを組ませて業績を上げる。

内容は違うけど、不動産にどんどん融資する結果、一時的に業績が伸び、高い評価をされた地銀が、経営が一気に落ちて大変なことになっている。とか、あるいは10~15年前、住宅ローンを組むには頭金を総借入額の20%を用意しなかったら住宅ローンが組めなかったのに、さらに年収の5倍までというような決まり事があったように思うけど、今はそれすらない。聞くところによると、年収の9倍くらいまで借り入れが可能、嘘か本当か。

それを聞いたとき、サブプライムの二の舞にならなければいいのにと思った。

私はバブルの真っ只中でリサイクルショップを始めた人間です。

人の使った物集めて本当に商売になるの?なんて言われながら、その当時、漠然と世の中がおかしいと思っていた。そしたらバブルが弾けて、次はリーマンショック。

経済を何とかしなければと、あれから10年経った。今も同じように、サブプライムとは言わないが、似たようなことをしている。一歩間違うと大変なことになる気がする。だってこれだけ早いスピードで世の中が変わっていくのに、ローンの長さが24年から35年に延ばして、人生は100年だとか耳障りの良い情報が溢れている。

冷静に物事を見るために過去から学ぶ点は沢山あるのではないか。時代に抗うまではしなくても、成熟した時代を生きていくには、物を持たない方が良いのか。

良い物を長く使う、直してでも使いたくなる、もっともっとから離れてみるのもいいかもしれない。

皆がこうしているからに流されない生き方も大切。