城丸正ブログ

レジ袋を止めるな

2021.02.24

ある日突然、悪者扱いされてしまったレジ袋。

このレジ袋、どうやって作られていたか知っている人は少ない。

自分も知らなかった。

実はこれ、石油の無駄な部分。廃棄しないとどうにもならなかった部分を有効利用して製造されているんだって。要するにエコロジー技術の賜物なんだそうだ。だからこれを止めることは、石油の無駄な部分が余ってしまう。さらにレジ袋に代わるエコバッグを作ることで、新たに膨大な石油が使われるし、コストがかかる。なんだか訳が分からないのが今なんだそうだ。

あと、割り箸は『端材』を利用して作られていた。ゴミとして捨てられる端材で作られていた、だから割り箸を使うと『森』が守られないのではなく、その逆だったり。

要するに、流れや情報に対し、全く疑うことをしない。本当は情報に対し、様々な見方をすべきだし、もしかして反対の意見もあるのではと、『皆がやっているから自分もやる』は、ちょっとおかしい。

タバコに対する規制もあっという間に変わった。

昔はタバコの広告や宣伝はテレビでも新聞でもありとあらゆる媒体で見ることが普通だった。ところが、青少年、いや、人間にとって有害性がクローズアップされるにつれて規制が強化され、1998年にはタバコのCMが全面禁止になった。そういえば、全く見なくなった。

次は、食べ物についても同じ動きが進んでいる。オーガニックに対する生活者の意識の低さがあげられる。『安全でいいものなら割高でも購入する』と本気で考える日本人がどれくらいの割合でいるのだろう。有機野菜の見分け方をどれくらいの人が知っているだろうか。1本100円の大根と、1本200円の大根が並んでいたらどっちに手が出るだろうか。なぜオーガニックが必要なのか、説明してくれる人がいないとか。

解決策は見当たらない、なぜなら、ずーっとアメリカに憧れて来たことが大きな理由だとも言われている。

この内容、2010年『オーガニック革命』、高城剛という人が書いた本の内容を書いている。

遠藤麻理さんが『ラジオを止めるな』を出版した。

関係ないが、『レジ袋を止めるな』

『止める』ことで、なぜという疑問と『いいこと』『悪いこと』が浮かび上がってくる。

どう捉えるかは個人の自由。ただ、流れは怖いことが多い。