城丸正ブログ

ポジティブからネガティブ

2016.02.12

今年、始めて書いています。皆様にご心配していただきありがとうございます。

人間は、時として読むこと、書くこと、食べること、話すことも嫌になることがあるものだと思いました。まさに私、です。ポジティブに考えて生きようとか、健康になる住宅とか、幸せになる人生とか、世の中は明るく楽しく生きるためにはこんな事が大切な事なんです、が大氾濫。そんな中で、今年最初に読んだ本が、浜矩子さんの「さらばアホノミクス」たまにテレビにも出演される同志社大学の教授、私と同世代。この本の中で、日本はアメリカ、中国に次ぐ世界第3位の経済大国でありながら6人に1人は貧困である。だからもっと経済を拡大して豊かになろう、じゃあ世界1位になれば本当に豊かになるのかよ、ということや日本の総生産に対し、債務(借金)が233.8%になっている。これって10億円の年商の中小企業の借金が23億3千万円もあるということ。よく日本の国はつぶれないね。いや、事実上破産しているという内容なんです。だとすると補助金なんか出して一部の産業を支援する余裕なんてどこにあるのかよ。いい加減ネガティブなところからスタートしないととんでもないことになるような気がする。こんなはずではなかった、にならないように。この本は、私にとって世の中を冷静に見ることができるかなって思った一冊でした。だから、ポジティブでもネガティブでも、どっちでもいいさ。流されないようにね。