服や家具をはじめとする物は、限られた地球の資源からできている。
長く着たり、使ったりすることの大切さを見直す必要がある。車もガソリンを使わない方向で開発が進む。
S.H.S内のヴィンテージアートショップが、意外と若い人に関心を持たれている。世の中のデジタル化に対する反動かもしれない。
大きな流れに対し、立ち止まって見つめ直すとおかしいことも沢山ある。
『アース・トゥ・ウエア』プロジェクトを三陽商会が打ち出した。我々は『アース・トゥ・ファニチャー』かな?
家具業界の中で一部、”100年後のアンティーク”をスローガンに製造している会社がある。ウォールナット材が主で、価格も高い。独自性もあり評判も良い。すると、それを”真似て”安く作るメーカーが出てくる。売れるとなると、これでもかこれでもかと、低価格を武器に拡大する商売は、地球の資源なんて考えていたら成り立たないくらい、拡大・成長という名の下、売上げを伸ばそうとする。会社経営の基本でもある、ここにも2つの考え方の板挟みが生まれてくる。
人間の社会は自然が大切と言いながら、真逆な行為をするのも事実である。だから悩む。出来ればすっきりとさわやかで、誰からも後ろ指を差されない生き方をしたい。しかし無理である。
せめてスローガンを掲げて、『アース・トゥ・ウエアあるいは、ファニチャー』を意識しながら営業活動をする。
これが今なのかも、悩むよね。