トラックドライバーの未払い残業代問題が拡がっている。ヤマト運輸6万人近くの従業員の残業代が230億円。これを支払うと、70億円前後の赤字になるという記事を読んで、ヤマトだから支払ってもつぶれない。でも、もっと小さな運送業者は、サービス残業しなかったら成り立っていかない業者が圧倒的に多いそうだ。これは運送業者だけの問題ではない。中小零細企業の80%が赤字という現実を前にして、やれ働き方改革、働きすぎが悪、という空気。
私は、できる業者はやればいい、できない所はできない、できるように努力はする。でも現実は法人税が思い通りに徴収できない。だから消費税を上げなきゃいけない。上げればさらに景気が悪くなる。そうすると支持率が下がる。
働き方改革という耳ざわりのいい言葉で、どうしていいかわからないから、誤魔化しているようにも思う。民間は業績が下がればリストラをする。税金で支えられている議員や役人は真っ先に数を減らすか、給料を減らすかの改革をすぐやらなければならないと思う。
人口が減って事業所数が減っていく現実、税金が減るわけだから、税金で支えられている人間達をまず減らすのが誠意ではないだろうか。それから働き方改革だの、生き方改革だの、叫べばいいだろう。地銀が合併するというのは、民間企業がこれからどんどん減っていくことを想定しているから、早めに手を打っているということ。
誰もがわかっている。銀行は一足早く縮小していく経済状況をふまえ行動している。我々中小零細はどう働くかではなく、どう守っていくかだということ。必死で生きなきゃならない。
必死、必死ですよね、皆さん。そう思いませんか?私だけか?