城丸正ブログ

当たり前のことが幸せ

2017.07.20

今回の大雨で多数の死者、行方不明者が出た。他人事ではない。人の生がとんでもない『不幸』と隣り合わせになっている。そして、誰もが意識せざるを得ない。

私も含めて、人は『明るいこと』『元気の出ること』『夢が持てること』は、生きていくために大切な事ではあるが、流れとして『暗いこと』『哀しいこと』をあたかも悪であるかのように無くす考え方は、ちょっとなと思うこともある。

人には喜怒哀楽があるように、喜・楽だけでなく、怒と哀もあるということ。そして、『哀しさ』は日本人の精神的な部分で最も大事ではないだろうか。不幸がないと、幸福はわからない。失敗がなければ、成功を味わうことができない。寒いから暖かさがわかる。厳しいから、それを乗り越えたとき、嬉しさと涙が止まらなくなる。

そんな風に考えると、自分は今幸福だなぁと感じる。仕事があるでしょう。家族がいるでしょう。子供がいるでしょう。1人ではないからです。

それだけで幸せだということ。