戦後、日本はアメリカの背中を見て急速に経済成長してきた。私も1950年生まれ、1970年代が青春で目に見えて拡大し、成長してきた日本の社会でサラリーマンになり、32歳で自営業をスタートし、憧れていたアメリカの暮らしを手本に仕事を続けてきた。日本のスピード感は世界一、経済は世界三位、しかしあっという間に少子高齢化、そして今より小さな国にならざるを得ない。だって、世界地図を見ればこんな小さい国が世界で三位の経済大国になったこと事態、他のヨーロッパの国からしたら考えられない現象だったと思う。私もアメリカを意識したからこそ、仕事で米軍基地に行ったりして憧れていた。しかしアメリカのアメリカンドリームに象徴されるように、誰よりも一歩でも前へ、上へという運動エネルギーを持ち続ける国は、アメリカしかできない異例な国だということ。ほとんどの国は老化する。特に日本はたった50年の間に成長から縮小に転じた。そのいい例が人口減と子供の数の減少、なのに経済成長しようとする。だが成長が難しい中で、どうやって『暮らしの満足度』を高めるか、こっちの方がよっぽど大切になってきた。見習うべき国は日本の半分の人口でしかない、フランス・イタリア・ドイツの環境や都市計画や、”職業教育”・地域再生も含めて、ヨーロッパ型の国ではないだろうか。間違ってしまった一例は、地方に多くの私立大学を造って、高等教育が人を幸せにするという勘違い、本当はヨーロッパ型の職業教育だったと思う。
日本の地方には多くの中小企業や産業があり、近い将来自分はどんな仕事で地域のためになるのか、本来教育は学問だけではなく、職種や職業教育と学習を深く掘り下げるべきだと思う。そこにしか地方創生はないのではないか。”おら、東京さ行くだ”の高度成長を夢見る時代ではない。
ヨシイクゾーには悪いけどね。