城丸正ブログ

『情熱』と『気力』

2021.04.26

『つらい仕事ほど人を成長させる』なんて本を読むと、妙に納得してしまうのは昭和生まれのせいだろう。

『当たり前のことを、バカになってちゃんとやる』とか、『誰もができることを、誰もができないくらいやる』とか、頭がいいとか悪いとかよりも『情熱』と『気力』で差が出る、だから能力は大した差はないなんて言われると妙にその気になったりする。

先輩の経営者によく言われたのが、『死んだ気になってやれよ、死なないから』だった。

殆どの人間が中途半端に取り組んでいる奴が多いからさ。

言うのは簡単だけど、と思いながら、頭が悪い自分だから『まっ、やってみるか』で今に至っている。

ちょっと気付いたことは、『諦めないで続けることだ』ということ。あと、最近まで何十年もやってきた仕事だから、自分はある程度この道のプロだと思い込む。

ところが、情報化社会はお客様の方が情報量が我々よりも上回っている場合が多い。おそらく、経験・体験より情報の方が新鮮に映る、だからこそ経験にうぬぼれることなく、いかに有益なアドバイスや提案、そしてサポートができる自分かどうかが問われる。

『情熱』と『気力』の大陸が変わってきている。

デジタル時代のリアルな接客という『情熱大陸』は、あなたの声・話し方・言葉使い・雰囲気・その他、数えればきりがない。単なる商品説明では『情熱』や『気力』は伝わらない。ただ、人によっては『熱い』を嫌う人もいるから、本当に難しい。

やっぱり最後は『諦めないで続けること』しかないのだろうか。

悩むことがある、それが生きることか。