今年最後の営業日。厳しい年だったからこそ来年に向けて変えなければならないこともあれば、変えてはいけないこともあると思っている。リサイクルからスタートして来年で40年、変化の連続だった。「直す」ことは「愛」だとか言ったりしながら、再生ということに少しだけこだわって生きてきた。だからだろう、仕事はひたすら「やり直す」ことだということに気付いた。
鳥屋野店、長岡の高畑店、どちらも古い建物だからこそ何とかしようとする。ファイトが沸いた。両方とも見捨てられ、誰も見向きもしなかった場所を、「直す」ことに興味を持った若者達が集まって再生した。周りの人の「こんな場所で何するの?」が圧倒的な声だった。何事もやってみなければわからない。俺等は評論家じゃあなく、なんとなくやってみたくなる実践家で、失敗はつきものだと心の底では覚悟している。失敗したらやり直せばいい。店舗数の拡大という道ではなく、目の前にある建物、そしてその場所だからこそ「直す」意味がある。しかも周りの自然を味方にすれば数や量で攻めてくる他の小売には表現できない何かを訴えることができるはず。このことが弱くて小さい俺等の唯一の武器だと信じてやってきた。これから先も「直す」こと「やり直す」ことがずーっと続く。自分たちの世界観だと思って続けていきます。
今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。来年もお願い致します。