城丸正ブログ

言わなくともやる人

2026.08.17

言わなくともやる人が今いるのかな。昔から言われているように、世の中には言わなくともやる人、言ったらやる人、言ってもやらない人がいる。

この比率は2:6:2の法則とも言われている。

最近、『沈みゆく日本・・・』という内田樹さんの本を読み始めて、なるほどと思うことがあった。その内容の一部を書こうと思う。

「給料以上の仕事をする人が集団を引っ張り、士気を高め、収益をもたらす。こういう人に気分よく仕事をしてもらわないといけない。だが、現実はこういう人を叱責し処罰することを組織マネジメントだと思い込んでいる。大体20%の人が給料分の仕事をしていない人、他の人の貢献にぶら下がっている人だ。この人たちを減らすことはできない。だからこそ、上位20%の人のように、『好きにやらせてくれ、管理しないでくれ、がたがた文句を言わないでくれ』という人間がいないと成長しない。管理すればするほど生産性は下がるし、価値あるものを生み出す力が衰える。そして、ふつうの人がちょっとおかしいと思うような問題が発生しても。気が付いているのに『オレの仕事じゃない』と放置する。そこに何か『大化け』しそうなものがあっても無視してしまう。チャンスを逃してもそれは誰の失敗でもないし、誰の責任でもないという意識。それが組織が危機を迎えるきっかけとなる。ちょっとした違和感やネジのゆるみが気になり、手をかけることで大きな障害を回避できることがある。強い集団は、たとえ指示がなくてもやる必要があることはやる。こういう人がいるから強い。最後に、こういう人(言わなくてもやる人)がたくさんいるといいなと心で思っていればそれだけで十分だ。」

イオンモールの事故や、言ってくれればやりましたよみたいな空気はまさに沈みゆく日本を象徴しているかのようだ。国が細かくあれやこれやと口を出すのも、同一労働同一賃金などはおかしかったのではないか。本当の力は、言わなくてもどんどんやって喜んでもらうことだろう。