城丸正ブログ

飽きる

2022.12.12

人はどうしても飽きてしまう。例えば、「こんな仕事やってられない」という不満は誰でも抱く。

これも一つの飽きるということなのだろう。そして、次から次へ転職する。

自分も22歳で大学を卒業して、32歳で商売を始めるまでの10年間で6回職を変えた。いい経験になった、などとは言えるわけがない。

キャリアアップなどとんでもない。いつも不満を抱えて仕事をしていたと思う。一緒に働いている周りの人からすれば、「こんなやつ信頼できないし、どうせすぐやめるだろう。だから適当にやらせておけばいい。」ぐらいだったろう。結局評価されないわけだから、飽きが早まって、「こんな仕事やってられない」と考えてしまう。

ところが商売を始めてから気付いたことがある。それは、「今やっている仕事で評価されない人が、別の事をやったら評価されるかというと、その可能性はあまり高くない」ということ。俺だけかも知れないが、世の中にはいろいろな人がいるので、その辺の所はなんとも言えない。それと、我々の仕事は人を飽きさせない仕事をしなければならないということにも気付いた。

6回の転職を経験し、自分で商売を始めてみて感じたことは、「自分が飽きるということは、他の人はもっと早く飽きている可能性がある。」ということだ。

何でも捉え方次第だ。転職を変化と捉えればいい。ダメな事がなんとなく可能性につながることもある。

日本のリサイクルからスタートし、アメリカのリサイクル、米軍の払い下げ、そこからインポート家具・インテリア、そして雑貨、そしてやっぱりメイドインジャパンというふうに、人を飽きさせないために自分自身が飽きることは大切なのかもしれない。

モノや情報があふれている今だからこそ、飽きはものすごいスピードで変化していると思う。

「これでいい」じゃあなくて「もっとこうじゃないと」で仕事しないとな。