ある痛烈な物事に対する見方、それは『空家』に対するものだった。
日本は7軒に1軒は空家という空家大国。人口が減少するこれから先、空家がさらに増加するのは確実。
空家が増加すると地域の環境が悪くなり、治安も悪くなる。すると住宅価値も下がる。各自治体は人口を増加させるために規制を緩和し、住宅開発を競っている。従来の市街地ではない地域にも住宅が建設され、そのため上下水道などのインフラ整備が必要となり、自治体の財政が圧迫される。
そのうえ、全体の人口は減少しているのだから、一部の地域の人口が増加しても、他の自治体の人口はその分大きく減少する。その結果、人口が減少した自治体では財政が悪化し、最終的にはどうなるか、皆わかっている。
そしたら、2020年11月24日に『空き家幸福論』という本が出た。
まだ全部読み終わっていないが、国内の空き家は400万戸ほどあると言われている。だから空き家を上手く利用する生き方が注目されるし、この本のタイトルにもある、問題の解決のカギは『心』と『新しい経済』にあった。
空き家が動けば社会も幸せになる。
すげー響く。
なんでか。
だって、古い空き倉庫や古い廃業して誰も見向きもしない旅館を直して商売やってきているからさ。
この本の方向とはちょっと違うが、地域や社会を幸せに、ちょっとはしたかもしれない。
世の中が新築・新築という流れに、少し疑問を持っただけで、自分達ならこんなことできるかもしれないと勝手に妄想する。
コロナ禍の今、大切なことかもしれない。
あとは動くだけ。