人を採用して、様々なことを教え、早く仕事に慣れて、やりがいを感じ頑張って欲しいと願っている。
しかし思うようにいかない。
それは、教える側が『お前のためを思って言っているんだぞ』という上から目線で話していることが多くある。さらに、『そのやり方じゃだめだ』『考え方を直せ!』もよく使う。これは否定的な伝え方に知らず知らずになってしまう。
すると新人君は右の耳から左の耳へ抜けていく。そして『ありがとうございました、参考になりました!』と答えて、取り敢えずその場を早く納めたい言葉を本能的に発してしまう。
本当は『いい加減やめてくれよ』である。
注意・説教・教育は、人間の頭は否定するようにできているし、教えられることを好まないようにできている。だが、自分が憧れる人から言われるのはそうでもなさそうだ。
人は教えられて成長しない。教える側の一方通行になってしまうことが多いというのも現実だ。非常に難しい。
自分なりにいろいろ失敗を重ねてみて、少しだけ分かったことは、教育といえるかどうかわからないが、『面白い』こと、『このままだとヤバイ』という2つが人を成長させる原動力になるような気がする。
条件や待遇も大切だが、気持ちがどう変化して前向きになるか、本人の気持ちが一番。