『パワハラ』や『セクハラ』と、カタカナあるいは英語で呼ぶ行為が違法だから罰しますよという法律ができた。だんだん日本語で表現するよりは、理解しやすいという事なのだろう。
そこで、『ハラスメント』はどんな意味か調べてみた。
そしたら、嫌がらせ、とあった。次に、悩ますこと・不快感を与えること、とあった。
私は嫌がらせに取られたり、不快に思われたり、あるいは『怖い』と受け取られることはしょっちゅうある気がする。相手がそういう風に感じたら、これからは捕まるという事なんだろう。
ある意味、厄介な時代になったなぁと思ったり、でも、世の中は嫌な人は必ず存在するし、会社でも怖くて何となく圧力を感じる人が上司や先輩の中には必ずいる。
これって、当たり前のことなんだけど。
逆に周りがみんな良い人で優しい人だけだったら、パラダイスかというと、人間って単純な動物じゃないんだなぁ、それはそれで遅かれ早かれ必ず行き詰る。
私もそうだったけど、怖い存在から離れようとすればするほど、生命力がつかない、バランスが大切。怖い人・厳しい人・嫌な人・不快感を与える人がいて、それに耐えていくことで強(したた)かになり、生命力がついていくとも思う。
そしてちょっとした優しさに涙が出る人になり、幸せを感じる人になるのではないか。
いつも思う、良かれと思ってルールや法律を作れば作るほど、人間の品性はどんどん下がっていく。今の人はいちいち法律を作らなければならないほど、判断できなくなってきたんだとすれば、なんだか悲しくなってくる。
ギスギスしている時代なんだろうか。
許すとか許さないとか、損した得した、勝った負けた、上か下か、右か左か。
歳とってきたのか、どうでもいいかって。