城丸正ブログ

原発事故、忘れちゃいけない

2018.12.21

『風評という言葉を使っては、風に対して失礼である。』

誰が言ったと思います?

そうです、倉本聰さんらしい言葉です。

東日本大震災で、津波と原発の事故で仕事を奪われ、生活を奪われ、未だに福島に帰れない人々が大勢いる。

しかし国が安全宣言をして、東京オリンピックを2年後に開催する。

今更どうのこうのと言っても始まらないが、福島の人は釈然としないだろう。

日本人全体に安全だと証明する方法は一つ、東京オリンピックではなく福島オリンピックを開催すれば世界に向けて本当に安全だとアピールできるし、福島の原発のおかげで大都会の電気が供給されたわけだから、今度は都会の人達が福島の人達の為に働きかけをするのは当然ではないだろうか。

国民から集めた税金を、もっともっと東京へという流れは止められない。

それに比べ、冬のオリンピックは札幌だったり長野だったりと変えてやったのに、単純な疑問です。

無理やりこじつけますが、こんなところにも『志』と『野心』の違いで、人を幸せにしたり不幸にしたりする。

じゃあ『志』って、心に決めた目標に向けて進もうとする気持ち、相手のためを思う親切な気持ち、次の代まで続けていく大切なこと。

『野心』って、分不相応な望み、身の程を知らない大それた望みとあった。

被害にあった福島に希望と復興を世界中から支援をしてもらって開催する、復興オリンピックだったらもっと違うものになっていたかもしれない。

そもそもオリンピックは『志』のスポーツの祭典で、次の次の次まで本当にやって良かったと歴史に残すものだと思う。

新潟県も原発のある県、他人ごとではない。

国の政治は原発のようなリスクのあるものは地方へ、だって人口減ってるからしょうがないでしょう。

皆さんのもっともっとという欲に答えるには原発は必要なんです。東京には原発は作りません。わかりましたか?東京は一極集中しないとだめなんです。日本の経済のためなんです。

これって『志』ですか?『野心』ですか?

私にはわかりません。

一生懸命 家具売るぞ、みんな!!