10月17日の日報抄に、経営の難しさが書いてあった。
成功はアートだが、失敗はサイエンス、特に失敗には似たパターンがある、これがサイエンスだと。
例えば、
一時的に脚光を浴びるも内実が伴わない
世代交代ができず老舗が力尽きる
熱意も行き過ぎれば自滅する
一つの躓きから傷口が広がる倒産
慢心や油断により土台がぐらつく
まだまだ沢山の理由があると思う。
アメリカではアマゾンの影響で、シアーズが、トイザラスが、そして小売業が相当廃業に追い込まれている。
さらに商業モールがデッドモール化し、テナントがどんどん撤退しているという。日本も近い将来、あるいは今も新しいサイエンス状態になっている。
ところが国も県も市も、創業や起業を煽る。私もそうですが、創業は誰でもチャンスは平等にある。ただ生活をちゃんとできるまで、どれくらいの時間が掛かるか分からないのが経営だと思う。
補助金を利用するのも結構だけど、それが尽きたら終わりもあると聞く。何をもって成功というのだろう。
経営はアートでもなく、サイエンスでもなく、私のように拾う・貰う・借りるがテーマだったりする。
リアルであり、ライブであるような気がする。
だから不成功が多い、成功は調子に乗ってしまう。