城丸正ブログ

駐車場の誘導からわかること

2019.02.04

店の駐車場の誘導を約15年、週末だけですけどやってきて、最近車のサイズが大きくなってきたなぁとつくづく思う。

それというのも、駐車場には一台一台、停めやすいように車幅を想定して白線を引いています。ところが、その線を超えてしまう車が多くなっている。

新聞の記事に、5ナンバーが減って、3ナンバーがどんどん増えているとあった。

やっぱり、そうだよなぁ。

自動車メーカーは国際基準を踏まえて開発した結果、グローバル化した車。ただ直感的に軽自動車も装備がどんどん充実し、価格もどんどん高くなり、200万円くらいするのもあると聞く。軽自動車は日本独特の車種だとも。

要は、3ナンバーが増え、高級軽自動車が増えるという二極化が、今当たり前、しかも残価設定ローンという仕組みが300~500万円クラスの高級車に乗ることができる。その車を所有するにあたって、中国車やベトナム車、あるいは日本以外のアジアのブランドの車は全くない。

それとは対照的なのが、ファッションとインテリアだ。

圧倒的にメイドインチャイナ、メイドインベトナム。

結論を言うと、土地・建物で3千万円の家を作って、せめて軽自動車一台分くらいの家具・インテリアをレイアウトしたら別世界になるということを、私はこの仕事を通じて伝えたい。

車みたいな大きな業界が大きく経済を動かし、人間の価値観を大きく変えていくから、さらに大きくなっていく。

そして、『考える』

小さな業界、小さな店は何を訴えていかなければならないのか。

我々の存在感、小さい店かもしれないが、発信し続けなければならない大切な価値観。少数派でも、こうじゃないですかということを語り続けることも大切ではないだろうか。

駐車場の誘導から、今って高級車が多い割にはファストファッションやファーストフード、ファストインテリアが主流なのかってね。