城丸正ブログ

自由と絆の相反すること

2017.07.15

個人的な自由や幸福を徹底的に求めながら、もう一方で、やたらと『絆』や『つながり』が言われるようになった。

一番身近な存在が家族だということも、皆承知している。家族を持つということは、自由が制限される。そして、とんでもなく面倒なことでもある。子供が増えれば、どんどん大変になる。そうすると、男女の愛情などという極めて頼りなく、移りやすいものによって、家族を支えるのは大変なこと。だから若者たちは、家族に重きを置かなくなるのは当然ではないかとある人が言っていた。『なるほど』と思う。4組に1組は離婚とはそういうことか。年上の妻、当たり前、そういうことか。

自由なんです、幸せならば。でも家族という小さな社会を避けても、一般社会の中で生きていかなければならない我々は、社会にでれば自由になると思ったらそうでもない。

本当の自由を追求すると、”無縁”で生きることになる。人の”生”は様々な『縁』や『因縁』によって成り立っている。本当の自由はないと思う。