城丸正ブログ

自分の足元に宝はあるかもしれない

2017.07.31

工業化の時代は、大企業の下請けに入れば成長の階段を昇れた時代もあった。商業は、大型スーパーの時代からローカルスーパーが地域に密着し、店舗の拡大をする。小売業も百貨店だけでなく、商業モールが多く地方にも開業し多様化している。先日、大手デベロッパーのリーシングの方から話を聞く機会があった。その時、3年後のリニューアルに向けて毎日テナントを探し、営業している。『去年やったばっかりでしょう』と言った瞬間、『毎日が有力なテナント探しが仕事です。』と返ってきた。ある意味、『立ち止まれない世界か』とも思った。

それと、街の商店街のスローモーさも浮き彫りになっている。イベントで人を呼んでも売上げという大切な”ところ”にはつながらない。根本的にモールと競争すること自体無意味だということ、それと昔は栄えたという”幻”。

もう一度基本的な事に目を向けてみよう。”誰が”・”誰に”・”何を”・”どのように”、という基本と、なぜこの場所で店をやりたいか、なぜその店で仕事をしたいか、その理由が明確かどうか。

例えば、歴史的な珍しい”物”や”事”は、価値はそれなりにあると思うけど、それに頼って再生しても人の感心は一瞬にしてなくなる。富岡製糸工場の来客数が年を追うごとに減っているということは、わかる気がする。

大切なのは、なぜ今それを再生利用するのか、それを利用して何がしたいのか。それと、人の役に立つのか、人を喜ばせることができるのか、人を幸せにすることができるのか。この3つをつくらないと、その地域の自己満足で終わってしまう。そのために皆の血税を使うことはもう許されない。歴史を強調しても意味がない。『フーン』で終わる。

経済が思うようにいかないと何か別な物に目が向きたがるが、自分の本業に今まで以上に細かく、厳しく、そして夢を抱き努力する。

自分が置かれた場でね。