城丸正ブログ

経営者と社員

2017.04.15

私は小さな小売業の会社を、社員と一緒に運営している。好きで始めた仕事でもある。そして、社員が1人増え、また1人増え、今30人の社員と仕事をしている。経営者と社員は一緒に生きているが、大きな『違い』がある。経営者は、強くて厳しくなければならない。それは、会社が小さくても当たり前だと思う。なぜならば、会社の借金の保証を行い、個人資産を担保に入れている。つまり、会社を潰せば、家も財産も失う。

経営者には地獄があるが、社員にはない。しかし、社員が経営者的な感覚を身につけなければ残っていけないと誰かに教わったことがある。

今、こんなに不景気な時代に、ワークライフバランスという考え方を否定はしないが、仕事の本質は、景気が良かろうが悪かろうが、変わることのない基本があるような気がする。勉強が嫌いな子が専門学校や、地方の大学に入る必要はないように思う。本当の『学び』は、仕事の中にある。特に厳しい環境からしか本当の『学び』はないと思う。誰だって、楽(たの)しく・楽(らく)して、収入が多い方が良いに越したことはない。でも、そうはいかない。つらい事から逃げないで、挑戦することも人生で一番大切ではないだろうか。

厳しい世界にしか『プロフェッショナル』として生きれることはないと思う。

経営者として大成功された方は、高級車や高級住宅を得ることはよろしいかと思います。社員が誇りに思ってくれれば、それはそれで幸せでしょう。

私は真逆ですので、それができない。どんな考えや生き方をするにしても、私は私の身の丈がある。人にはそれぞれの考え方がある。小さいからといって恥じることはないと思っています。でも、私は努力が足りないという反省はいつもしています。物事ってそんなもんじゃないですか?

必要とされなくなれば、大きかろうが小さかろうが、世の中からなくなるということです。