城丸正ブログ

競争する意味がない

2012.06.20

私の仕事は昔から、他人と競争するために30年以上やって来たわけではないと思っています。スタッフには良きライバルを見つけろ、負けるな、努力しろなどと云ってはいるが、所詮興味や好奇心のない人間に何を云っても“ムダ”。だが中には、この世界、あるいはこの仕事、この商品、この環境が好きというスタッフがいます。休みを利用し、お金と時間を使って、好きな店、好きな本、好きな人、好きな場所へ行って感じてくる。確認し、発見して、体の中に蓄積していく。こんな人間はみるみるうち輝き始めていきます。マニアルでしか動けなくなることの恐さ、知っていますか。人が増えると行動、作業、マニアルが出来て、より効果的に物事を進めようとします。どんどんエスカレートして思考マニュアルまでできてしまうような異常事態。どうしてこんなになったんだろう。嘆いてもしょうがない事です。結論は、マニュアルは想定外が起こること、対応ができなくなるということ。我々の店は、この想定外の中で生きているからブルーオーシャンの世界を生きることになるかも知れない。今まで誰も考えてやったことのない取り組みや表現、組合せ、これを追い求めていくことが競わない世界。特に組合せ、S.H.Sとカーブドッチ等々、目を外に向ければ、様々なコミュニイティーをつくれる。それと、同時に共生という新しい生き方が見いだせる当たり前の事ではない事がニュースなり、驚きになる。しかし、常にニュースを提供することは、ものすごく難しいことでもある。自分と戦いであって他人との競いや戦いではないという事です。