新潟という地方で生活することは、好きなことを、好きな仲間と自由にやってそれでちゃんと食べていけて、すこしだけ地域の役に立つ働き方をしようぜ!!って考えると、今やっている仕事、これから仕事を探す。悩んでいること、苦しんでいること、悲しんでいること、その他の事がある程度すっきりしてこないだろうか?
仕事選びで30社も受けて、内定もらえない、あるいは30社も受けることの異常さにも気づいていない。周りも普通だと思い込んでしまう危うさ、俺には信じられない。新潟らしい、ならでは、という企業や店、あるいは新潟を1番愛している会社や組織、実はたくさんあると思う。俺は、自分の店を考えるとき、始めは人まねからスタートしたが、結局無理と感じたし、自然と自分の周りの人や環境を意識して、新潟だからこそとか、新潟ならでは、というような角度に変わってきたと思う。川があり、海があり、沼があり、田があり、森があり、自然の恩恵を受けている。だから、店は、自然の中で少しだけ自然環境を守ることを意識し、古い建物をリノベーションし、その町の歴史や記憶を留めながら、その場所が“いいね”って言われるような地域づくり、街づくりにつながれば最高だと思っている。ただ間違っても、歴史のある建物を再生したり、看板を直したりというように型だけを再生しても意味がない。地域を再生するには、そこに仕事がなければならない、生活の維持がなければ、そこには人は住まない。自然を守るということは、時代に逆らうかもしれないが、農業、林業、水産業という第一次産業やアウトドアスポーツの企業や小売店、そして地場のものを使った食堂やレストランやカフェ等々、環境保全と商売の発展がリンクして、新潟ならではという魅力的なライフスタイルをつくり上げることが、カッコイイにつながるかも。例えば、新潟は消費税は「0ゼロ」で、高校野球を見に行く時は全員自転車で行くとか、マラソンだけでなく自転車のレースがあったり、エコポイントは自転車を買う人に適用する、古い車を大切に乗る人は自動車税免除、新築できる人はお金があるからエコポイントは古屋を直して住む人につける、とか。要は、新潟は日本の中で最も変わり者が多い、変わったことを考えて日本一流れに逆らう町として生きてゆく。おそらく全国から注目を浴びるし、住んでみたい、働いてみたいって、人口100万人すぐに達成できるんとちがう。普通にやって流れに乗っていい思いしたいなんてありえない。最後に30社になって受けるんじゃないよ、30番目の企業の人事担当者の気持ちになってみろ、ふざけるな、と思っているはず。