城丸正ブログ

現在・過去・未来

2022.01.25

今を語るときに必ず、過去の成功や失敗という経験があったからこそ今がある、と言うことがある。だが、あんまり過去の成功や失敗に固執しない方がいい。なぜなら潮目の変化や新たな情報を見逃すこともあるからだ。今まで経験したことのないスピードでものごとが変化する不確実で予想できないデジタル社会で生きているから。

今日うまくいったからと言って明日もうまくいくとは限らない。どんなに流行っても、どこかの時点で終わりを迎えることもあるし、思うように物事が進まなくても失敗から何かを掴むこともある。大切なのは、目の前にある現実を少し立ち止まって考えを巡らせ、少し未来を見るのもあり、「今、何が変わっている」「明日、何を変えられる」という見方と、時には過去を切り離し、今までやったことのないことに挑戦しないとだめなんじゃないのか。難しいかもなぁ。

一つだけ言えるのは、皆が関心を持っていることはもう遅れているということだ。自慢たらしく言わせてもらうと、我々は40年前にエコとかリサイクルとかやっていた。その頃まだSDGsやエシカルなんて呼び方はなかったが、全く注目されなかった。ということは皆が関心を持った時はもう次の事を考えてやらないと、レジ袋2円です、3円ですというのもナンセンス。皆がやっているからうちもか、皆で一つの方向に進むのは危険だ。

未来の可能性は「いいね」といわれない、皆と一緒を否定するところにあるような気がする。