城丸正ブログ

無駄なことは一つもない

2018.09.29

デザイン専門学校を出て入社した男性社員がデザインとはかけ離れた仕事、例えば配達・販売・修理・店の内装ペンキ塗りや大工仕事、なんでもやらせた。いや、人がいないからやらなければならなかった。だから本当にやりたいこととは違うことが多かったと思う。それでも18年続けて今に至った社員も多い。

遠回りした分、最終的にセンス・感性・デザイン性が、デザインだけをやった人間より魅力的な提案ができる、これ当たり前です。

なぜなら、   配達を通じて6万件以上の家にお邪魔した。

販売を通じて6~10万人の人に接した。

修理を通じて直したことでこんなに喜んでもらえるのかを知った。

店の内装を通じて店に気持ちが深く入り込んだ。

学んだことがすぐに社会で通用することはない。全ての経験が頭と心に大きな影響を及ぼす。

もっと大切なのは、配達する人の気持ちがわかる、販売する人の気持ちがわかる、修理する人の気持ちがわかる。

だから信頼される、期待される、その結果愛される。

S.H.Sはそういう社員の固まりになりたい。一番得意なことは最後の最後に人から認められると思う。

遠回りもあり。