自分で商売を始めると最初にわかることがある。
いくら長く働いても提供する商品やサービスが売れないと収入は「ゼロ」、つまり労働時間に関係なく「結果」が出せるかどうかだ。
一生懸命頑張ったとか、寝食を忘れて働いたけど思うようにいかないことは当たり前。仕事を頑張るのは努力でも何でもない、呼吸や挨拶をするのと同じで当たり前だから。
経営者という人間はどのくらい働いたかとか頑張ったかを物差しにはしない。結果としてどんな成果を出せたかしか見ない。
働いた成果で収入が生まれ、社員の生活が守られるという考え方が強いと思う。
今日の新聞記事に相反するような二つの内容があった。
一つは、最低賃金「50円上げ」、新潟県は985円、全国平均1055円。これ、時給。
1日8時間勤務で20日間働いたら157,600円、年間1,891,200円。これは額面でしかないので手取りはもっと低い。
もう一つは、年収1,000万円以上のパワーシングル。この層は全体の0.7%、外資系、上手くいっているベンチャー、スタートアップの会社員が多い。
買い物は人の意思ではなく自分の感性や直感を重視し、好きなことにはとことんお金を使うし、必要な情報をえるためならお金や時間をかけても構わない。さらに自己実現のためならどんな努力も惜しまない。これがパワーシングルの特徴だそうだ。多数派の流れに流されていくか、自分のやりたいことをみつけてそれに時間と金をかけられるかどうかなんだと思う。
おそらく条件や待遇を気にして働いているうちは掴めない世界だろう。
新聞記事の一面に最低賃金50円アップなんて内容が出るようでは何か違うように思う。秀才、天才以外はもっと働いて売上を上げればなんとかなるでいいじゃないか。
無理を承知で他人の何倍も働く奴がいてもいいじゃないか。パワーシングルになれないとしても好きなことに打ち込んで時間を忘れて生きることが今大切じゃないのかよ。大切な誰かのためにさ。