コロナ感染の次はウクライナ、次は「円安」と、次から次へこれでもかという強烈な事が起こる。「早く元に戻ってくれ!」と思っている。
だが、簡単に元通りにはならないだろう。まだ日本はミサイルは飛んでこないし、戦車からの砲弾は飛んできてない、だとすれば幸せだ。できることは沢山あると考えて行動することだと思う。
この、幸せか不幸かは表と裏のような気がする。
ある本に「誰かが自分を幸せにしてくれるという期待を持っている人は、いつまでたっても幸せになれない」と書いてあった。今だったら「景気が早く良くなればいいのに」あるいは「早く円高になればいいのに」とか考えている甘さは、もう通用しないのだろう。他人のせいにしているかぎり、ある日突然店はなくなってしまう。
個人でも同じだ。自分を幸せにするのは自分自身で、会社や上司や世の中が幸せにしてくれるわけではない。来年春に卒業する専門学生が会社訪問に来る。理由としては、「興味がある」が圧倒的に多い。2年間の学生生活で、一年目でもう仕事探し。何を専門的に学んだんだろう。若さは可能性そのものではあるが、なんとなくマニュアル化された人間が社会へ送り出されているように思う。しかも10人1色で10人10色ではなくなっている。
これからは今まで以上に変化が早いし、想像を超える様々な事が起こる時代だからこそ、条件や待遇を期待すると、こんなはずではなかったという場面が次から次へと待ち構えている。
それをどう受け止めて生きていくかで、幸せにも不幸にも感じる。すべては、自分自身がどう考えて生きていくかしかない。
学生も社会人も、これからは相当厳しい時代だと覚悟して楽しめ、しかない。求めないこと。