１９６４年１０月１０日は東京オリンピックがスタートした。

私は中学２年だったと思う。

ただ、オリンピックより、その年の６月１６日 午後１時頃に新潟地震が発生し、大きな揺れを感じ、すごく怖い思いをしたことを鮮明に覚えている。

その後、商売を始めて、中越地震の時は長岡店が壊滅状態になり、『やめようかな』と一瞬思ったのも事実だった。

２０２０年、東京オリンピックがまた開催される。

初っ端から新型コロナウィルスが大流行、なんとなく嫌な予感がする。７０年生きてきて、１月に雪が積もらなかったことも、なんとなく春から夏、そして秋にかけて何かが起こるのではないかと心配だ。

自分も含めて、決して『想定外』という言い方をしてはいけないと思う。

今更こんなことを書くとバッシングされることは百も承知だけど、東日本大震災の後、ちゃんと復興していないのにオリンピックを東京に誘致した国なわけだから、必ず『想定内』に入れて物事を考え、被害を受けてまだ元の生活に戻れない人が多数いることに目を向けて、それを支えることが最優先ではないだろうか。

不思議なのは、国の財政が赤字なのに、よく税金使ってオリンピックのための競技場をどんどん作るなぁと思ったら、ある人が、造幣局で１万円札をどんどん刷れば何とでもなるよと言っていた。あっ、そうか。と妙に納得してしまうバカな私です。

それに比べ、県や市や町は大変だよなぁ、造幣局がないから。新潟県も中小零細企業が儲からないし、人口が減っていくから税金を集められない、知事の給料まで下げているのに安倍さんは下げなくて済む。

昔、『吉幾三』が『俺ら、東京さ行くだ』という歌をヒットさせた時代があった。

今も変わらない。

『俺ら、東京さ行くだ』、何が地方創生だよ。『くち』ばっかってことか。