城丸正ブログ

最後は愛だろ…わかる?

2012.04.17

私は店をつくるとき、いつも、「なぜそこでなければならないか」が基本です。

「周りには自然があるのか」とか、「その場所が好きか」とか、「建物に愛を感じるか」とか、自分の五感を大切にします。アイラブ鳥屋野、アイラブ高畑なんです。こんな気持ちで店を造り続けていくと、もっとこうしよう、もっと、もっとになるんです。その場所に愛情を注ぐ、これがすべてなんです。しつこいぐらいに愛情を注ぐ。人が見向きもしない所や忘れ去られた場所、時間をかけなければ思い描く店にはならない建物。お金と時間がかかります。だからやり続けることが大切でゴールが見えない、見えたら終わりなんです。

仕事柄、新築をされるお客様とお話をする機会があります。立地条件が一番最初に来ます。環境、アクセス、スーパー、学校、病院等々、人が家を建てて何十年も住み続ける訳ですから、利便性は大事なポイントなのはわかります。だがしかし、その場所に愛を感じたのでというお話はあまり聞いたことがない。今は結婚も条件、仕事も条件、家を建てるのも条件、いいんだろうか?結婚は愛があって、その愛する人を支える為の仕事であり、そんな家族が住む場所は愛を感じる場所でなければならないはず。建物なんて20年も経てば古くさくなりますよ。家は建てるのではなく造るのであり、直しつづけ、住みつづける場所ですからね。大きなお世話か…