城丸正ブログ

映画を見ているようだ

2020.01.07

カルロスゴーンの事件は映画を見ているようだ。

もはや我々一般の日本人の生活とは別世界で言葉にならない。

想像を絶する生き方なんだろうし、ものすごいお金が動き、人が動いて可能にしたとすれば、彼の右に出る経営者はいないのだろう。

日産をV字回復した立役者として持て囃し、その影でリストラにあった多くの従業員、そして取引契約を切られた下請工場の多くの犠牲の上に成り立ったV字回復、彼を殺したいと思った人も当時多くいたのではないか。

若い頃、日産のイメージはケンメリのスカイラインやブルーバード、フェアレディZやサファリ、そしてサニー、車の名前そのものがトヨタとは一味違う。しかも、“らしさ”があった。

そこから、もっと売る、もっと売る、海外でも売る、その結果、フランスのルノーの傘下になって、なに人だか分からないカルロスゴーンがやって来た。そして自動車メーカーのトップになると世界中に家が持てる。

でも、なんで起訴されたんだろうと思ったら、会社の金を自分で自由に私的に使って、最後は捕まった。

だとすれば、逃げたただの『おっさん』ということ。ただ、金額があまりにも大きすぎるから世界的なニュースになったのか。

資本主義って何だろう。

GAFAって何だろう。

金はないよりあった方がいいに決まっているけど、何となく一部の人間が享受できる世界が今なんだろうか。

私には全く縁がない。

テーブル直そうぜ、イスを直そう、ソファの張り替えをするよ、直せば使えるものを提供する主義でこれからも生きていけばいい。