城丸正ブログ

戦わない経営という本

2024.01.09

節目で必ず読む本がある。その中で一番好きな記述が以下だ。

「人と違うことは勇気がいる。人と違うことをするのは勇気がいる。なぜなら、『人と違っていいんだよ』って言われる回数よりも『人と同じようにしなさい』って言われる回数のほうが圧倒的に多いからだ。でも、人は同じじゃない。みんな違う。みんな違う良さを持っている。みんなが同じだと競争が始まってしまう。それはいつか戦いにつながる。だから違いを認めよう。違う自分を認めよう。違いは価値になる。違いを磨こう。そして『変わってるよねえ』はいつかきっと『すごいねえ』になるから。」

 

商売も政治も、国と国も「戦わない」ことで人が幸せになる。だが、人間は権力を掴むと必ず、幸せになるために戦うと言い始める。「一強」という言葉も頻繁に使われる。

なんとなくではあるが、結果として不幸をもたらすような気もする。今、いたるところで歪みが出始めているのではないか。

違いを認め、違いは何かを意識し、違いを磨く、これしかない。