城丸正ブログ

我々の流儀

2019.04.29

非常に参考になる新聞記事があった。

それは、地銀再生、ヒントは信金という記事。

銀行は信用金庫より格上になる。だが、そんな古い感覚は捨てて、地銀は信金の流儀を取り入れたらどうだろう。なぜなら、信金の理念は地域の隅々までお金が回るようにする、儲けを追わないスタンスが業界の特徴。しかも、上場を目的としない小さな我々のような会社が当たり前にやっていることを、信金はやっているのかと思った。

でも、やっぱり銀行も信金も我々小売業とは違う。この10連休、人が休むとき私達は働く。ある意味、銀行も信金もサービス業であれば、10連休するなんてナンセンス。たったこれだけ見ても違うわけです。

それと、短時間で効率の良い働き方で生産性を上げようという流れ、世の中の仕事で、全部が全部、そんな風になるわけがない。

同じスポーツでも、ボクシングは1回戦でK.Oを取れば勝つが、野球は9回まで試合をしなければならない。仕事は100あれば100通りのやり方があるように思う。

若者は早く答えが出る、そして簡単に結果につながる、生産性が高く、休みが多い、給料が良い仕事。ボクシングもヤダし、野球も嫌、観るのは良い、やるのは嫌だ。飲食業・サービス業・接客販売業・営業は一番嫌な仕事で、ほとんど生産性を度外視して、取り組まなければならない仕事。

この10連休、休みが取れる人へ。

休みを取らずに仕事する、それが社会であり、人気がある仕事だとか人気がない仕事だとか関係なく、自分が選んだ道を歩いて、少しは人の役に立っているなと自覚できれば十分だ。そこに生産性が高いだの低いだの、どうでもいい、必要とされなくなれば、無くなるだけのこと。だっけ、頑張るんさ。

それが生産性の低い仕事の流儀なんだよ、生産性なんてどうでもいい。