情報や知識を得ると、ついつい自分は人と違って『できる人』になった気になるものだ。
スマホは簡単に情報を得られる代表的なものだろう。
便利や効率を求めていると、いつの間にか五感がさび付いてしまう。しかも、損得で判断してしまう。
店でもお客様は無意識に店頭の商品及びプライスをスマホでも調べる。なぜなら少しでも同じ物なら安く買いたいという本能、これは情報化社会の当たり前だろう。
ただ、そこには店の人も存在する。
人に対する思いやりや、自分の動きが相手にどんな空気を与えているかという微妙な感情というものが、どんどんなくなっていく。
だからスマホを捨てろとは言わないが、大切なのは、人と人の世界は相手の立場に立って様々な思いを巡らすことで、自分らしさとか五感という感性が育つような気がする。
空気を読み五感を使うからこそ、知恵も生まれ、それが個性になっていく。
どうだろう。
あ~、めんどくさい。
やっぱりネットで買えばいいと思っている人が、もう90%以上なんだろうか。
だとすれば、我々は残る10%の人をファンにするために努力する生き方しかできない。