城丸正ブログ

情報化時代だからこそ、ほたるになろう

2017.12.09

今まで以上に情報技術(IT)を駆使して、ネットによる業界の外から塗り変えようとする動きや力は、もう止めることができない。

だからこそ、来年にはゴミになる服は作らない。五年後にはゴミになる家具を作らない。もともと日本のものづくりは消耗品ではなく、丈夫で長持ちする高品質が基本だった。それと適正価格という価値。こうした生活文化の中から、大切に使う持続可能なモノ作りを目指すという基準があったのではないか。しかし、Amazon・ZOZO・楽天・メルカリ等々、ネット社会の中で簡単にモノや情報や人に出会い、手に入れることができる。しかも感動も手に入る、スマホの小さな画面の中にありとあらゆる情報がそこにある。世界史的な転換期を迎えつつある。

しかし、ある種の勘違いも生まれている。例えば、選択肢が多いほど豊かだと言う人もいる、逆に選べる自由がないことが貧しいとも言う。要はカタログ化してしまった社会の中で何かを選んでいるし、カタログの枠組の中に自分を入れてしまっている。この現状はおかしいと思ってぶち壊す側になるのか、まぁこれで良いと考えリスクを背負わない生き方をするか、さあどっちにする?

誰かが言っている。人はそれぞれ才能という光を持っている、ほたるだと。

光り方が人によって違う、どんな場所でもいいじゃないか。そこで周りを明るくすればいい。

自分が一番光っていられる場所、たとえ地味で目立たない片隅でも、そこが一番自分の光る所だとすれば、そこに踏み止まって光っていればいいじゃないか、スポットライトが当たらなくても。最近ほたるもみなくなったなあ。あ、うちの店にいる。